気仙沼のソウルフード「気仙沼ホルモン」。
港街の漁師の生活から生まれたこの味は気仙沼の誰もが認める陸の味です。
海の街で生きる漁師は一度漁に出れば、船上で長い間を過ごします。
船上での食生活は魚が中心のため、陸に戻った漁師たちは肉料理を求め、安くておいしい「ホルモン焼き」を好んで食べたとされています。
その際に船上生活での野菜不足を解消するためにキャベツの千切りを添えて出したのが「気仙沼ホルモン」のはじまりとされています。
豚の白モツ・赤モツを味噌にんにく味に仕上げ、七輪を使ってしっかり焼き、千切りキャベツにウスターソースをかけてホルモンと一緒に食べるのが「気仙沼ホルモン」です。
気仙沼ホルモンは家庭料理としてはもちろんですが、バーベキューや野外イベントでも大人気で、最近では県外での飲食店でも扱われる程、ファンを集めています。
海の街で生まれたソウルフードを是非一度味わってみませんか?
当店は気仙沼で80年以上続く精肉店の老舗です。新鮮な亀山ホルモン、牛肉、豚肉、鶏肉などを気仙沼のお店などに卸し、地元では市民の台所を預かる精肉店として運営してきました。
2011年3月11日の東日本大震災により、それまで運営していた店舗は全壊しました。その後、仮設店舗を経て新たに店舗を建てなおすことができました。
震災では多くのものを失い、まだまだ数多くの課題がありますが、皆様から頂いたたくさんのご支援を励みに復興に向けて精一杯頑張っていきます。